中国運輸局は２０日、トラック運転手の過労運転を防止する措置が適切でなかったとして、貨物自動車運送事業法に基づき、岡山市内の運送会社を同日から３０日間事業停止とし、トラック２台を2022年１月１９日から２０日間使用停止にしたと発表した。処分は2021年12月１５日付。
岡山運輸支局によると、２０１９年１０月の運転手１１人の運行記録などを調べたところ、拘束時間（１日最大１６時間、月２９３時間）や運転時間（２日間平均で１日当たり９時間）といった１０項目で国の基準を超える違反が見つかった。
同運輸支局が情報提供を基に同年１２月から２０年６月まで３回、監査を実施していた。中国運輸局管内でトラック事業者を事業停止処分としたのは本年度初めてとのこと。
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